11 Dec 2025

宮﨑 優 look.1

古着から始まったファッション愛。自分を肯定する服の力を信じて。

約1000人が参加した大規模なオーディションに参加し、Netflixシリーズ『グラスハート』のヒロイン・西条朱音役を射止めた宮﨑優さん。2025年の夏に配信が始まって以来、本ドラマは大人気を博し、主人公の天才アーティスト・藤谷直季率いるバンド「TENBLANK」のドラマーを務めた彼女は、その演技力と演奏スキルで世界中から注目を浴びた。今年の日本のヒロインになったとも言える彼女が、オニツカタイガーをまとった。

Yu Miyazaki look.1

look.1は、ビンクのデニムのセットアップにヴィンテージライクなグラフィックTを重ね、足元をシックなブラックのスニーカーで引き締めている。大人っぽさを感じさせながら、春にふさわしい軽やかで爽やかなムードを連れてくる。

「華やかなピンクとデニム素材のラフな質感の組み合わせがすごく新鮮。かわいさとカッコよさがちょうどよくミックスされた着こなしだと思いました。私服でも衣装でもセットアップが好きですし、お出かけする時はたくさん歩くのでジーンズとスニーカーをよく着ることも多く、春の私にぴったりのコーディネートかなって。

好きな着こなしとしては、まさにこのスタイリングのようなウエストマークが好きですね。トップスの丈を短く、ボトムスはハイウエストを選んで、脚がきれいにみえるように意識しています。買い物ではピンと来たものを買う直感タイプ。色も柄もデザインもけっこう変わってるのが好みで、『これだ!』と思ったら、サイズ感が合っていなくても買っちゃいます(笑)」

Yu Miyazaki look.1

そんな服好きエピソードを語ってくれた宮﨑さんがファッションに興味を持ったのは、高校の頃。地元の三重から友達と何度も出かけた、服を巡るショート・トリップがきっかけだったよう。

「高校の友達にアパレル志望の子がいて、その子とよく大阪のアメ村に行って買い物をすることが多くて、古着を中心に自然と服が好きになったんです。そこから、他の人とあまり被らないようなデザインや一点もののアイテムを着るようになりました。最近は“女性らしさのロックテイスト”に興味があって、例えば破けたりしているダメージ入りのワンピースとか。古着だけではなく、新品でもヴィンテージっぽい雰囲気の服を選んでいます。また、シルエットもルーズからジャストに変えたりして、ちょっと大人っぽい格好をしたいですね。私にとって服は、自分の気分を上げてくれたり、自信を与えてくれたりする大切なものなんです。」

撮影の準備をしている時も、シャッターを切る合間も、インタビューの最中も、笑顔を絶やさずリラックスした表情を見せる宮﨑さん。どの場面を切り取っても愛らしい彼女に“自分らしくいる方法”を聞いてみると、答えは「大好きな家族とスイーツと、ときどき散歩」。

Yu Miyazaki look.1

「オンとオフの境目があまりなくて、ずっと仕事のことを考えちゃう人なんです。なので、携帯電話を仕事で使うものと、家族と話したりプライベートで使うもので、2台持った方が切り替えられるかなと思ったり(笑)。家族と話したり遊んだりする時間がいちばんリラックスしているのかなと思います。癒されますね。うちは四姉妹なんですけど、実家に帰るたびに、みんなでジェスチャーゲームやボードゲームをたくさんするんです。その時は頭を空にして盛り上がります。

最近は「ito」というカードゲームにハマっています。1から100までの数字が書かれたカードを引いて、テーマに沿って自分の数字を言わずに表現し合って、みんなで話し合いながら小さい順に並べていくゲーム。家族でもそれぞれの価値観をすごく知れるゲームなので、超面白いです!

あと、チョコレートも大事。特に生チョコ系がすごく好き。3日に1回くらい、気分転換や気晴らしとして食べます。台本を読む時など、頭を使う時は1日2回食べることも(笑)。

チョコを食べる以外で自分の機嫌を取りたい時は…(笑)、一日の中で好きな夕日が見られる時間に散歩をします。地元は周りに大きい建物などがなく空が広いので、気づけば上を見ながら歩いていることが多かったんです。東京に来てからは、ビルに囲まれているところによくいて空を見る機会が減って、さらに気をつけて歩こうと思ってつい下を見るようになっていて。

なので、できるだけ散歩をして空を眺めるようにしています。そうすると、空が見える開けているような場所が意外とあるんだということに気づけました。ちなみに、散歩には音楽が欠かせなくて、ブランデー戦記さんやチリビーンズさん、サバシスターさんといった、同世代の女の子の熱量や歌詞に表れる世界観を感じられる曲を聴いています。

Yu Miyazaki look.1

今回の撮影は、ちょうど宮﨑さんが25歳の誕生日を迎えた次の日。「またひとつ大人になりました」と笑う宮﨑さんに、2025年を振り返ってもらうと──。

「『グラスハート』でいろいろな経験をして、たくさんの方に宮﨑優を知っていただいて、本当に人生が変わる年でした。自分が今どこにいるのかがまだあまりわからないような。すごく不思議な気持ちですね。仕事に対する学びも多くて、考え方がけっこう変わりました。『こういう部分では、この人はこういうふうに考えてたんだ』と気づく瞬間があって、その一瞬で噛み砕くことができなくても、家に持ち帰って考えることで、その人を深く知るということが増えた気がします。人のいいところを見つける能力が少し上がった気がして、人間としてちょっと成長したんじゃないかって思っています(笑)」

人としても、役者としても進化を続ける宮﨑さんが、この先やってみたいこと。それは、まだ見ぬ新しい価値観と出会うこと。

「全然知らない土地を旅したいです。日本の街灯って白だけど、韓国は温かい暖色が多い。ちょっとしたことだけど、そこには文化的な理由があるはず。純粋に、日頃日本では触れ合わないような景色の中を散歩したり、雑貨屋さんを巡ったり、おいしいご飯を食べたりしたいという気持ちもあります。この時季はクリスマスが好きなんですけど、ヨーロッパのクリスマスマーケットに行ってみたいですね。

あと、海外の方とかも含めて、いろいろなジャンルの人と仲良くなりたいです! 例えば、親友の友達と知り合うなど、日本でも機会はたくさんあると思っています。さまざまな考えを持った人と会うことで、すごくいい意味で自分に変化が生まれたり、多様な価値観をもらえたりしますよね。今やりたいことは、いろいろな人とお友達になることです!」

前向きで人懐っこい彼女には、きっとたくさんの人の笑顔に囲まれた未来が待ち受けているに違いない。その歩みに、これからも注目していきたい。

→look.2では、宮﨑さんが思う俳優の魅力や役への向き合い方について聞きました。


Direction : Shinsuke Nozaka
Photo : Naoya Toita
Movie : Tomohiro Yagi
Stylist : Yusuke Yamaguchi
Stylist support : Mika Koyama
Hair & Make up : Rei Fukuoka(W)
Text : Hisamoto Chikaraishi(S/T/D/Y)

Yu Miyazaki

■PROFILE
2000年11月20日、三重県生まれ。高校在学中より女優を志望し、2018年からキャリアをスタート。2025年7月に配信がスタートしたNetflixシリーズ『グラスハート』のヒロイン・西条朱音を演じ、劇中ではみずみずしい演技とともにドラムテクニックを披露し、大きな注目を集める。近年の出演作にドラマ『ライオンの隠れ家』、映画『正体』などがある。
■着用情報
WOMEN’S DENIM BLOUSON
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WOMEN’S GRAPHIC TEE
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WOMEN’S DENIM BUTTON DOWN SKIRT
2182B574.700(PINK)
 
PLABALA
1183C541.001(BLACK/BLACK)