久間田 琳加 look.1

四季を感じられる日本。6月は静かな空間で、雨の音を聞きながら過ごし自分と向き合える季節だ。また雨の中に咲く鮮やかな紫陽花や、お気に入りの傘に心を躍らせることもある。そんな風にモデルであり俳優のファッションが大好きな久間田琳加さんは、オニツカタイガーAW25 YELLOW COLLECTIONを纏う。

look1では、鮮やかなイエローとブルーグリーンのポロシャツに、同色のイエロースカートを合わせたスタイリングで存在感を放った。このスカートはデニムを主役としたシリーズ「DENIVITA（デニヴィータ）」のアイテム。“デニム（DENIM）”とイタリア語で”人生”を意味する“VITA”の2つの言葉を組み合わせ、明るく彩られた人生を歩んでほしいという願いが込められている。日本製の生地を採用しているのも魅力だ。その思いは久間田琳加さんにもしっかりと届いている様子。

「普段、私服だとボーダーのアイテムを着ないのですが、これくらいポジティブなカラーでまとまっているファッションも可愛いなと新発見があった撮影でした。こんなにイエローカラーがはっきり出ているデニムはなかなかないので、珍しいカラーリングで面白かったです。また衣装や私服でミニ丈が多いので、これからの季節を感じられるスタイリングで気分も上がりましたね！　シューズはシンプルめが多いですがスタッズが全面に配されたキラキラとしたスニーカーを履いてみて、存在感のあるデザインで取り入れたいなと思いました。」

幼い頃からモデルとして活躍している彼女はもちろんファッションのアンテナも広く張っている。この日の撮影に訪れた際の彼女の服装は、オニツカタイガーとパリのブランド、パトゥとのコラボレーションアイテムに身を包んでいた。大人気の限定コレクション目当てに、店舗へ足を運び並んで購入したそう。

「オニツカタイガーとパトゥのコレクションにはときめきましたね。モデル撮影が終わってそのまま店舗に行ってめっちゃ並びました（笑）。大きなリボンのついたこのパーカーとフリルのついた靴下、キャップもゲットしました！　最近はスニーカーを履くことが増えていて、オニツカタイガーのアパレルはファッション感を持ち合わせながら、スニーカーと合わせやすいデザインが今の私のスタイルととてもマッチします。」

小学6年生でニコラ専属モデルオーディションのグランプリに選出され、モデルをスタートする前から、ファッションは生活の一部だったと話す久間田琳加さん。どんな組み合わせが可愛いだろうかと心を躍らせていた小学生時代のエピソードを話してくれた。

「モデルを始める前からファッションはとても身近で生活の一部という感じでした。竹下通りに通って新しい洋服を探したり、学校の合宿があれば何を着ていこうと頑張っちゃうタイプ（笑）。そういう風に考える時間が昔からとても好きなんです。その好きが高じて、こうやってモデルとしてたくさんの洋服に出会えるのは私にとってとても幸せです。」

モデルだけでなく俳優という顔も併せ持ち、これまでも数多くの映画やドラマに出演してきた久間田琳加さん。6月6日公開の青春ホラーエンターテインメント映画『見える子ちゃん』では、学生の百合川ハナ役としてユニークなキャラクターを演じている。

「元々私、ホラーがとても苦手で『大丈夫かな』と思っていたのですが、現場では監督も明るい方でゲラゲラと笑いが色々な場所で起きているような楽しい時間でした。ファニーな怖さでどんな人でも見やすく楽しめると思います。でも出来上がったものを見た時は知らないシーンは怖かったりして（笑）。そんな新しい作品を是非見てもらいたいです。

私自身、学生時代は早く制服を脱ぎたいと思っていたんですが、こうやって役柄的に制服を着る機会が多いので、やっぱり着れると嬉しい気持ちになりますね。」

撮影ではあらゆるポージングと表情を自然と変え、その場の雰囲気を掴んでいく姿が印象的だった久間田琳加さん。モデルと俳優として、日々どのように向き合い続けているのだろうか。彼女の仕事に対する姿勢は次のエピソードへと繋がっていく……。

→look.2では、久間田琳加さんのモデルと俳優の話について聞きました。

---

Direction : Shinsuke Nozaka
Photo, Movie : Masato Moriyama(TRIVAL)
Stylist: Kosei Matsuda
Hair & Make up: Saki Hidaka(ilumini)
Text : Saki Shibata