09 Jul 2021

浜辺美波 look.2

仕事もプライベートも楽しみながら
真っすぐな瞳で未来を見つめる

デビュー10周年を迎え、着実に、真摯に〝役者〟という職業に向き合い、ますます活躍の場を広げている浜辺美波。好きなファッションや普段のライフスタイルなどのプライベートから、これからのこと、将来の展望について聞いた。

look.1のハツラツとしたイメージから一変、モードなムードが新鮮なlook.2。ヘアメイクも、モノトーンコーディネートに映えるようアレンジを加えた。ブラックワンピースに羽織ったアウターは2WAY。裏側で着ることで、キルティングのニュアンスと、バックに大胆に施されたブランドロゴが印象的なスタイリングだ。「だぼっとオーバーサイズで着られる服が普段から好きなので、アウターは個人的にとても〝ツボ〟でした。表裏どちらでも着られるし、何にでも合わせやすいし、秋冬に狙おうと思っています。ボリュームのあるシューズは今まで挑戦したことがなかったけれど、想像以上に履きやすくてびっくり。私が好きなロング丈のスカートなどにもきっと合うだろうなと思い、新しいテイストを楽しみました」。「普段の私服のイメージにも近いかも」というlook.2。黒や白、グレーなどシックなカラーリングがワードローブの中心にある。「なぜだか毎回黒を選んでしまうフシがあって(笑)。あとは、体のラインが出るようなタイトなものより、ゆるっとしている服の方が、どういう心情の時でも着やすいので好きですね」

プライベートの彼女は「ルーティン魔人じゃないかというくらい、ジンクスみたいなものを大事にしてしまうタイプ(笑)」だという。それはすべて100%のコンディションで仕事へ向かうため。「たとえば決まったサプリメントを飲むとか、マッサージするとか、肩に湿布を一枚貼るとか(笑)。自分で一定期間決めたルーティンを、絶対にやりたいし、やらないと気分がよくないというか、次の日に心配になっちゃうところがあります」

この撮影時は珍しく、ちょうど作品に入っていない期間。ヘアのイメージチェンジや、好きな読書に没頭し、息抜きをしている。「夜遅くなってから、ソファやベッドでひとり黙々と読むのが好きです。本はだいたい母からの勧めであったり、母の好きな作者の小説を借りることが多かったんですが、自分でも好きなジャンルを探せたらと思って、本屋で中村文則さんの作品に出会いました。人間の本質的な裏側を描いているのでとても重たいのですが、いつの間にか惹き込まれしまうんです」。他にも今季のドラマや動画配信サービスで映画を観たりして楽しんでいる。

デビュー以来、10年間、ひたむきに走り続けてきた浜辺美波。今後の活躍が増々期待されるなか、自身の展望について聞いてみた。「これからまた10年後こうなっていたいとか、抽象的にはなんとなくあるんですが、そこを達成してしまったらどうなるか不安ということもあって。あまり近々の目標は、仕事もプライベートも決めていないんです。その時のご縁とタイミングで、最高のことができたらうれしい。人生いつかの大きな目標とすれば、常に笑顔いっぱいで、無理せず、地に足のついた幸せを手に入れられたらなと思っています」。そこにはキャリア10年を超える女優でありながら、20歳の等身大の彼女の姿があった。


DIRECTION : Shinsuke Nozaka
PHOTO, MOVIE : Masato Moriyama (TRIVAL)
STYLIST : Kosei Matsuda (SIGNO)
HAIR & MAKE-UP : Katsuyoshi Kojima (TRON)
TEXT : Shoko Matsumoto

Minami Hamabe

■PROFILE

浜辺美波/はまべ みなみ
女優。2000年8月29日生まれ。石川県出身。
2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションニュージェネレーション賞を受賞。以来数々の映画やドラマなどで活躍中。『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』が6月1日より公開中。

 

■着用情報

WS TRENCH COAT
2182A703.001
参考商品

 

WS DRESS
2182A644.001
参考商品

 

MIDDLE SOCKS
3183A600.102
¥1,320(税込)

 

HMR PEAK TRAINER
1183B848.100
¥19,800(税込)

 

<プロップ>
HMR PEAK BOOT
1183B562.100
¥22,000(税込)